小さな気の毒なものがたり
ロボ紺が少し肌寒い空港に降り立ったのは2月のとある日曜日。すこし早く咲きすぎたドジっ子の菜の花が風に揺れていた、そんな平和な朝でした。
飛行機の時間を間違えるというハプニングもありつつも(予約していたのは思ってたのよりも遅い便だったのでまったく問題なし)飛行機に乗り込みました。
飛行機が右に左に軽いダッチロールを起こしながらの着陸はフライトに不慣れな自分にとっては少なからず緊張感を抱かせたものでしたが、機は何事もなかったように羽田空港に降り立ちました。そのときは気づきませんでしたが、それは後の旅の大波乱を予知していたのでしょう。
お出迎えをしてくださるとの一報を受け品川駅でkenkenさんと合流。あまりにも爽やかな登場に氏はいささか戸惑っていらっしゃるようにも見えました。その後とろちゅうさんと合流。とろちゅうさんを信じて仰せの通りに待ち合わせ場所に向かうものの到着と同時に「場所間違えてましたわ、あははは」という内容のメールが届きました。その瞬間、さんざん「こっちじゃないはずなんだが・・・」といぶかっておられたkenkenさんの両手に固い拳が握り締められたことをロボ紺は一生忘れることができないでしょう。
会場についたのは10時前。さすがに人の波もまだまばらな感じではありました。近くの喫茶店で朝食を兼ねてお茶をすることに相成りました。
ここで一つお気の毒なことが・・・
注文したメニューが目の前に置かれているにも関わらずとろちゅうさんが必死に携帯電話を操作し始めました。何かと思えば、ポッシボーの公演の予約が10時から始まるということ。それはもう必死でした・・・10分後満面の笑顔を湛えたとろちゅうさんは携帯をパタンとたたみ「全部確保しました」。めがねの奥のつぶらな瞳は、まるで世界平和がもたらされた瞬間人々が浮かべるであろう安堵の表情でした。そろそろ次のタイトルにかわることを悟りました。「クマりました」→「マイりました」→「ハシりました」
その後、とろちゅうさんの前に置かれた朝食セットがほんの一瞬の間に消えてなくなってしまったのは説明するまでもないでしょう。
しばらくしてつよぽんさんやえいおーさんも合流。ロボ紺がエレガントに朝食を楽しんでいる横でつよさんが初日にことについて熱く語りだし、さまざまな写真がテーブルの上に置かれまた購入グッズの選定が始まりました。店員やほかの客の冷たい視線の集中砲火を浴びながら微動だにしない三十路の一群・・・一般人のボクには真似ができません(涙)
えいおーさんとグッズ列に並びましたがそのときの話題は「握手のときいかにして腋を奪うか」という論題に終始していらっしゃいました。ロボ紺はひたすら「あばばば」です。気の毒だと思いました。
その後、会場前の広場に場所を移してまったりと馴れ合い・・・内気なロボ紺は誰とも会話ができずもじもじしていました。そうですもじもじ界隈です。
するとコサックダンスをしながら近づいてくる怖い一群が・・・
そう、KYバラライカ一門のお出ましでした。悪いことをしていないにもかかわらず「ごめんなさいごめんなさい」を繰り返して総長のKY様にご挨拶。ご機嫌が良いようで「苦しゅうない」とのお言葉を頂戴しホットした記念の瞬間でした。
セキティさんやたしぎさんともご挨拶。セキティさんには舞美ちゃんのお写真を頂戴しました。あいかわらずの気の毒モード全開のようで安心しました。
前日にれいにゃ洗脳活動を受けたたしぎさんはその成果もなく「かんなちゃんナッキー」しか言葉を発せず、トレーディング名詞を引かされました。引いたのは「ナッキーVer」。当たりだそうです。たしぎさんの日記タイトルは「永遠の愛は高橋愛でした」に変更するのだと思いました。お気の毒です。あ、写真ありがとうございました。
その後ろでKYさんがずっとバラライカを踊っておられたのも印象的でした。「Miki was my only One」に代わるのだということを悟りました。今回タイトル変わる人多いな〜やはりお気の毒です。
終われないさんも登場。キッズの新体操イベに参加されたとのこと、大変ご満悦でした。もう帰ってもいいと言わんばかりの満面の笑みに少なからずの失笑を覚えたものです。また寒い時であったにもかかわらずすでに滝汗。連番者に多少の同情を覚えました。(連番者は「同情するなら写真をくれ!」なお方ですが)
そんなこんなで昼公演へ。とにかく高まりました!
ちなみに握手の成果ですが・・・・舞美ちゃんには「にゃん」ってやってもらってもうご馳走様です♪
DVDマガジンを見ると自分を動物にたとえると猫だそうです。やっぱり似たもの夫婦なんでしょうね(照)
っていうかほかのメンバー握手する前から無理やり流されるとか・・・ないわ〜
昼終了後、ハカエキ先生やキコ様港湾先生など、偉い人(?)としばし談笑。もうみなさんしらない手の届かない人になっていました・・・(号泣)
とりあえずハカエキ先生には「元ベリヲタ」とか「元梨沙子ヲタ」「元ロビンヲタ」という言葉を贈るととっても喜ばれることが分かりました。これからも贈りたいと思います。たまにはベリの現場にも来てくださいね(はあと)
キコ様にはお会いして早々「柄が悪い」だのいろいろ冷たいお言葉をいただきましたが、ボクのことをスキだからいぢめたくなるのだといい風に解釈しておきます。携帯灰皿は推せます。マナーも携帯していらっしゃいます。
港湾先生も写真の譲り頂き感謝です!オタクに見えないのにグッズに必死な先生はそのギャップで今まで幾人の男を悦ばせてきたのでしょうか(照)
結論としてはやはりお気の毒なみなさまでございました。
夜公演での握手は完璧に失敗。梅さんに声をかけようtと欲を出したのがすべての間違いでした・・・
っていうか高速すぎ・・・
ロボ紺「梅さんの涙に感動しました!ありがとね!」
梅さん「あ、ありがとうご・・・・」(この時点で顔は梅さんを向いたまま舞美ちゃんの前)
ロボ紺「福岡で・・・・・」(すでにナッキーの前)
舞美ちゃん「???」(もはやまったく聞こえてない)
ロボ紺「まってるよ〜〜〜orz」(もう投げやり)
ナッキー「???」(そら意味わからんがな)
終了後マジで凹みました・・・
さてオフ会での出来事や夜の新宿をライデン君と歩いた二人だけの(キャッ)思い出は次回更新で書ければ・・・
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この日記に書いてあることはすべてが真実とは限りません。
コメントれすですキュフフ
たしぎさん
ここんさん
>たしぎさん
お褒めのお言葉ありがとうございます。野球シーズンももうすぐですね。今年こそナゴド連番を実現させたいところですね。
お互いが成長する関係を築いてもらいたいところです。
>ピンクの定期入れ
えっと誰ヲタなんでしゅか?キュフフ
>ここんさん
お褒めいただき光栄に存じます。
いろんな見方ができるとは思いますが、前向きに考えて行きたいものです。
いろんなメディアへの露出が予定されているようです。事務所も満を辞してのデビューとしたのかもしれませんね。
むちゃ推ししすぎるのもちょっと心配になってきますが今のこの時期の勢いは大切だと思っています。
「ベリヲタ」を自認するボクとしては少々複雑な気持ちもありますが・・・(ベリも推してやれよ!って意味でですよ?)
キッズ
ライブを見た感想はもう語りつくされた感があるので(自分も賞賛の言葉しか出ない)感じたことを少しだけ書こうかと思います。
同じ甲子園で活躍した選手だが高校生からプロに入った選手と、大学社会人を経てプロ入りした選手の違いみたいなものを感じたわけで。
前者が荒削りで勢いが凄いのに比べ、後者は最初から静と動を使い分けクレバーに結果を残すことができる
似て非なるもの。℃-ute紺に入ってそんなことを思ってしまった。
非ベリと呼ばれた時代もあった。不遇な時代をすごしたと評された。ヲタ論争も起こった(継続中?)。
でもそれは今の彼女たちを形造った経緯に過ぎなくて。応援企画やキューティサーキットなどドサ回り(笑)をがんばって。汗だくになりながら野外で歌って踊って。堂々たるパフォーマンスはこういった下積みによるものに他ならないわけで。
あくまでも結果論だけど、デビューがBerryz工房に比べて遅かったことは決して℃-uteにとってはマイナスにはならなかったんだなと。
ライブに入って、その結論が出るまでそんなに時間がかからなかった。Berryz工房の路線を踏襲するのではなくて確かに自分たちの世界観をあの7人が一生懸命作り上げていた気がするのです。
Berryz工房のときはメンバーもスタッフも、そしてヲタも試行錯誤の状態でしたが、その素晴らしい前例を踏まえていいところ悪いところいっぱい吸収して今の℃-uteが出来上がったのです。
じゃあ高卒はだめなのかというとそうではありません。素晴らしい勢いやあどけなさや大胆さ、そしていろんな意味での”若さ”があると思います。
Berryz工房ならではの魅力は決して℃-uteに劣ることはないんです。
楽天に入団した田中選手と早稲田のハンカチ王子こと斉藤投手。近い将来二人はプロのマウンドで勝負することになるでしょう。
僕たちの前におたがい素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるでしょう。
Berryz工房と℃-uteも、使い古された言葉かもしれませんが”切磋琢磨”して、研ぎあういいライバルになって欲しい・・・
奇しくもキッズオーデという甲子園に出場したメンバーが、いろんな道を歩んで今、同じプロのマウンドに立ったのです。
これからこの”ふたり”は僕たちにどんな球を投げ込んでくれるのでしょうか?