忘れ物界隈


その①
空港に到着したロボ紺は、モノレール-阪急-地下鉄と乗り継ぎました。
一緒に行こうと約束したはずの終われないさんは「少しでも早くいきたんじゃゴウラア!」と飛行機の到着時間は5分ほどの到着の差でしたが一人でさきにいってしまうというスタンドプレー。そのわりには現場にはロボ紺が30分も早く到着してしまったという現実。これではなくなったおじいさんも浮かばれません(涙)一抹の寂しさを感じながら、久しぶりの関西の電車の旅の始まりです。同乗した大阪の市民はエレガントな雰囲気にさぞ驚いたことでしょう。
遠征時はどうしても荷物がかさばるものです。そんな時助かるのは駅構内のロッカー。300円と少々割り高ですがこれで着替えなどの大きな荷物から解放されます。ロボ紺はさわやかな笑顔で現場に出かけていくことができるのです。
コスモスクエア駅構内を出た所、エスカレータの降り口にてコインロッカーを発見。いい場所にそれはありました。ここで問題発生。普段からお札しか持ち歩かない生活を送っていますので困ったことになりました。ほっぺを指でつつきながら愛理ちゃんのような困り顔をするロボ紺もなかなかかわいいものです。
すると隣に自動販売機を発見しました。
「これお金を入れたら両替できる魔法の機械だ」
昔おばあちゃんに聞いたことがあります。るんるん気分で「千円札」を入れ、適当にボタンを押しました。すると・・・
「ごろん、、、、ちゃりちゃりちゃりちゃり」とお金が出てきます。ロボ紺は「よっしゃよっしゃよっしゃ」とかわいくガッツポーズをしました。出てきたお金を握り締めその中からコインロッカーのコイン入れに300円を入れたのです。
無事、荷物をコインロッカーに入れて、イベント会場に向かいましたとさ。めでたしめでたし。・・・・って





そのまま、買ったお茶忘れました・・・




その②
イベントが終わった後のことです。電車に乗り込むため駅の方向に向かいながら皆さんがとても残念な会話をしていらっしゃいました。
なんとなく聞こえたのですが、なんだか村上さんはエ×いとか、舞美ちゃんには色気がまだないとかそんなお話を一生懸命していらっしゃった気がします。ロボ紺はまだおこさますぎておとなのせかいのむつかしいことはわかんないので、となりでかわいく「うん、うん」とひたすら頷くだけでした。電車の構内に向かうエスカレータに乗り込み少しずつ降りていた時です。
「何か忘れてない?」耳元で天使が囁きます。まるでそれはこの世に舞い降りてきた天使の声でした。うっとりその声を聞いていると舞美ちゃんの声のように聞こえてくるのです。ああ、なんていい声なんだ・・・すばらしい歌声だよ舞美ちゃん・・・君は世界一素晴らしい歌姫だよ舞美ちゃん・・・ああすごいわぁ、すごいよぉ・・・





っておいっ!コインロッカーに着替え忘れてるぜ!


やばいやばい。危うくまた残念と間違われるところだったぜ!舞美ちゃんのおかげで助かったよ、ありがとう!周りの人にはほとんど気づかれることなく処理できたのは舞美ちゃんのお陰です。荷物をとりに行くため必死に走るロボ紺の姿はまるでスポフェス舞美ちゃんのようでした。なんて神々しい・・・





その③
天王寺近辺の安いホテルで一泊を過ごしたロボ紺は(終われないさんと同室ではない)、終われないさんがどうしてもハロショに行きたいと駄々をこねるので仕方なく一緒に行ってあげることにしました。本当は大阪を散策し日本経済の発展と現状また未来に向けてどんなビジネスが成功するのかをじっくりシュミレーションする予定だったのですが、そこは空気の読める男。友達のために自分の希望はよろこんで犠牲にする、ロボ紺はそんなナイスグッドな男です(照)
10時のチェックアウトまでゆっくり時間を潰し、その後終われないさんがいきたいというハロショという場所に向かうことにしました。
聞くところによると、ここには若い女性の写真がたくさん売っているらしいのです。ボクも社会経済学を選考しており(嘘)、どんな需要と供給があるのかを見極める必要があります。どんな場所か確かめるためにも一度足を踏み入れてみることにしました。

たしかにそこには数々の美しい女性の写真が飾られていました・・・
一人の女性にロボ紺の目は釘付けになりました・・・店員さんに聞いてみたところそれは「矢島舞美」さんという方でした。少し顔を赤らめながらそっとロボ紺は数枚のその女性の写真を購入したのです。


事件はその後起こりました・・・



こうにゅう♪のうにゅう♪した写真をハードケースにいれようと鞄を探した瞬間、そこに入っていない事に気づきました・・・実は前日のイベントに参加した際、「マリオ氏に渡してください」と頼まれた写真(←そこんとこ大事なとこよ)をそのケースにいれていたのです。どうやらそれをホテルに置き忘れてきてしまったようです。


仕方なくホテルに電話。ハードケース忘れていなかったか調べて欲しい。すると確認してあとで電話するとのこと。逃げるようにハロショを後にして近くの551にお昼ご飯を食べに行ったのです。
そこで炒飯や豚曼などをおいしくいただいていた時、電話が鳴りました。




ホテル「えっと確認なのですが女性の、女性の写真がたくさん入っているケースでよろしかったでしょうか?」








中身見られた・・・OTL





その後再びスタンドプレーをする終われない氏を見送ったあと、そのホテルに回収に向かいます。


ロボ紺「す、すいません。電話したロボ紺ですが、忘れ物を・・・」
ホテル「あ、これですね女性の写真がいっぱい入ったファイルですね」



頼む・・・頼むからそこんとこ連呼しないでくれ・・・



ちなみにその従業員はロボ紺と目を合わせてくれませんでした・・・